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ドクターフィルの“読む処方箋”

[Beauty Column]
知ってるようで知らない?女性ホルモンの話

生理前になると肌があれたりニキビができたり…、

なんとなく肌の調子がよくないと感じることはありませんか?

女性の肌や心、身体の状態は月経周期に合わせて、約1カ月のサイクルで変動しています。

その周期をつかさどるのが女性ホルモン。

今回は知ってるようで知らない、女性ホルモンのお話です。

女性ホルモンとは?

肌との関わりが深い女性ホルモンとして、

エストロゲン(卵胞ホルモン)

と、

プロゲステロン(黄体ホルモン)

の2種類があります。

  • エストロゲン(卵胞ホルモン)

    女性らしさを形成するホルモン。

    排卵や妊娠などへの準備を促すために心とからだを整える役割があります

    肌や髪のうるおいを保つ働きもあり、「美肌ホルモン」と呼ばれることもあります。

  • プロゲステロン(黄体ホルモン)

    妊娠をつかさどるホルモン。

    子宮内膜を柔らかくして受精卵を着床しやすくするなど、妊娠や出産に欠かせない役割があります

    皮脂分泌を促進する働きもあります。

月経周期を知ろう

月経周期とは、月経の始まりから次の月経開始までのことを指します。

一般的に月経周期は約28日とされることが多いですが、周期には個人差がありますし、一人の女性においても、ストレスや生活リズムなどの影響を受けて変化することがあります

月経周期は大きく卵胞期、排卵期、黄体期の3つに分類されます。

卵胞期のうち、エストロゲンの分泌量が増加する月経終了後から排卵期までの期間は、肌の調子はよくなります

排卵期が終わり、黄体期にさしかかるとプロゲステロンの量が増えはじめます。

この時期は肌があれやすくなったり、ニキビができやすくなったりと肌の調子は不安定に

また黄体期はPMS(月経前症候群)が起こりやすく、イライラしたり情緒不安定になったりと、肌だけでなく心も不安定になりやすい時期です。

PMSは、プロゲステロンの増加やエスロトゲンの減少など、女性ホルモンバランスの変動が主な原因といわれていますが、心のバランスを整える「セロトニン」という脳内分泌物が減少することも影響するといわれています。

月経前、甘いものが無性に食べたくなることはありませんか?

セロトニンには食欲を抑制する作用もあるため、セロトニン減少により食欲のコントロールが難しくなり、特に甘いものへの欲求が強くなるそう

ただ、欲求の赴くままに甘いものを食べてしまうと、肌あれやニキビにつながってしまい、負のスパイラルに陥ってしまいます。

この不安定な時期を乗り切るためには、特に規則正しい生活を意識すること、また好きな音楽を聴いたり映画を見たりして自分なりのリラックス法で心をケアすることが重要です

ライター

小林未佳
関西学院大学理学部卒業後、化粧品メーカーにおいて研究・開発に従事。その後、化粧品の商品企画・マーケティングへと転身。2018年、これまで培った化粧品や美容の知識を発信するべく、ライターとして独立。
All About Beauty 公式ガイド。