キレイの教科書

皮膚の構造

皮膚の構造

皮膚は外側から表皮、真皮、皮下組織という3つの部分から構成されています。皮膚の基本的な働きは表皮と真皮によって支えられています。さらに真皮の下の皮下組織は刺激に対してクッションや断熱の働きをし、表皮と真皮が十分に働けるように支えています。

保護作用・・・
外部刺激から体内の諸器官を保護します。
分泌・排泄作用・・・
皮脂や汗を分泌し、皮脂膜で肌を保護するとともに、不要物を排泄します。
経皮吸収作用・・・
皮脂腺・汗腺・角質を通して化粧品などを吸収します。
体温調節作用・・・
発汗の増減により体温を一定に保ちます。
感覚作用・・・
触・圧・痛・温・冷などの感覚があります。
呼吸作用・・・
外気から酸素を取り込み、二酸化炭素を排泄します(肺呼吸の1/200)。

表皮の働き

皮膚の表面

皮膚の表面

皮膚の表面には網目状の細かい溝があります。この溝を「皮溝(ひこう)」といい、皮溝に囲まれた小高く盛り上がった部分を「皮丘(ひきゅう)」といいます。

キメが整っている肌とは、皮溝と皮丘が均一に並んでいる肌です。皮溝が通り道となり、皮脂や汗が肌表面に広がり、皮脂膜を形成します。皮脂膜は肌を保護する重要な役割を果たしますが、油・水分のバランスが崩れ、油分が多くなると、肌がべたつきます。

皮膚の断面

皮膚の断面

表皮は、細胞が幾重にも重なって構成されています。下から基底層(きていそう)、有棘層(ゆうきょくそう)、顆粒層(かりゅうそう)、角層(かくそう)の4層に分かれています。

1.基底層(きていそう)
母細胞とも呼ばれる基底細胞とメラニンを作り出すメラノサイトの二つで構成されています。表皮の最下層で、血管から栄養を受け、分裂・増殖を繰り返し、新しい細胞を上へ押し上げていきます。
2.有棘層(ゆうきょくそう)
表皮の大部分を占めます。細胞間にはリンパ液が流れ、表皮に栄養を与えています。また、有棘層には外部から侵入してくる異物に対する情報をキャッチする「ランゲルハンス細胞」があり、人間の免疫反応の入り口ともいえます。
3.顆粒層(かりゅうそう)
細胞内にケラトヒアリンという顆粒があることから、顆粒層と呼ばれます。ケラトヒアリンの他にオドランド小体があり、角層に移動するときそれぞれがNMFや表皮脂質に変わります。
4.角層(かくそう)
肌の最も外側にあります。刺激物質の侵入や、体内の水分の蒸散を防いでいます。角質細胞と表皮脂質で構成されており、角質細胞の間を表皮脂質が埋めるように重なっています。

皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)

皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)

基底層で作られた新しい細胞が徐々に押し上げられて、有棘細胞、顆粒細胞、角質細胞と形を変えて、最後に垢となり剥がれ落ちるまでに平均28日間かかります。

このように、表皮では常に細胞の生まれ変わりが繰り返されています。この細胞の生まれ変わりを「ターンオーバー」といいます。ターンオーバーが滞ると、肌のごわつきやくすみを引き起こします。

1.角解
新陳代謝によって押し上げられた古い細胞が肌表面から剥がれ落ちること
2.角化
基底層で生まれた新しい細胞が角質層になるまでの過程

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